きのくにソリューションズ

人と社会と環境のウェルビーングを目指す技術コンサルタント/技術士事務所
写真右:きのくにソリューションズ 代表 貴志 公博
会社名
きのくにソリューションズ
事業内容
技術コンサルタント
代表者
貴志 公博
所在地
愛知県小牧市光ケ丘4-18-6

会社紹介

きのくにソリューションズは、2024年1月に設立された製造業向けコンサルティング会社です。和歌山県出身の代表が故郷への想いを込めて「きのくに」の名を冠しました。

テルモでの医療機器設計や三菱重工での航空機エンジン開発という豊富な経験をもつ貴志代表。大阪大学や名古屋大学、早稲田大学との共同研究を始めとする産学官連携や海外企業との国際プロジェクトのほか、日本技術士会の理事を務めるなど業界団体での活動など、幅広い経験を持ちます。

退職後はコンサルタントの仕事をしたいと考えていた代表は、会社が副業解禁となったのを機に少しずつ活動を開始しました。そして、2024年3月に三菱重工を退職し、長年の経験を活かして中小企業支援のためのコンサルティング事業を本格的に始動。現在は、全国の中小企業を対象に、経営改善や工場の工程改善、安全対策、DX化やロボット導入支援などを行っています。また、国の補助金申請支援や技術開発ロードマップ作成、工場レイアウト計画など、中小企業が抱える様々な課題を幅広くサポートしています。

会社の強み・思い

きのくにソリューションズの最大の強みは、製造業における技術開発とプロジェクトマネジメントに関する深い知識と実践経験です。大手製造業で培った豊富な経験を活かした、ものづくりプロセスの改善提案、技術情報管理、標準化活動、知財管理、DX導入支援を得意としています。

プロジェクトマネジメントや予算管理、監査などの経験も豊富で、研究機関との共同研究経験を活かした産学連携の支援なども行います。そのほか、展示会出展支援や技術講演会の企画・実施、社員教育など、企業の技術力向上と発信力強化にも力を入れています。

「経営者の視点で企業の未来を考え、現場の視点で改善策を実行する」きのくにソリューションズは、企業の成長を伴走支援する姿勢を持っています。

特に力を入れていること、課題に感じていること

現在特に力を入れているのは、技術動向や市場動向のリサーチとその活用です。ネット調査が得意な代表は、最新技術情報やマーケットトレンドを分析し、クライアントの持つ技術と市場ニーズを効果的にマッチングするサポートを行っています。

「ワンページプラン」の作成支援にも注力。これは製品の将来像と成長戦略を1枚の紙にまとめるもので、5年後・10年後・20年後の売上計画、必要社員数、投資計画、工場の面積やレイアウト計画などを視覚的に表現します。経営者が一目で理解できるよう工夫された「チラシ」のようなもので、技術開発ロードマップなども1枚にコンパクトにまとめることができます。

一方、契約につながるクライアントの獲得が事業の課題です。そのため、コンサルタント向けの求人サイトへの登録や営業活動を行うほか、さまざまな組合や支援機構に参加し、紹介ルートの拡大に努めています。

そして、AI活用スキルの向上も重要課題と認識しています。AIなど新しい技術トレンドへの対応力を高め、より付加価値の高いサービスの提供を目指しています。最近では、コンサルティング業界でもAI活用能力が高く評価されるようになっています。こうした技術革新の波に乗り遅れないよう、常に新しい知識とスキルの習得に取り組むことが大切です。

将来のビジョン、経営理念

きのくにソリューションズのビジョンは、「人と社会と環境のウェルビーイングを目指す」ことです。ウェルビーイングとは、人としての幸せを追求し、社員が生き生きと働ける環境を整え、誰もが心身ともに健康で経済的にも安定した状態を実現することを意味します。技術や製造業の発展だけでなく、中小製造業の持続的な成長を支え、働く人々の幸せと社会全体の発展に貢献することを目指しています。

そして、代表自身が大切にしているのは「果てしなきチャレンジャー」という精神です。これは、貴志代表の常に挑戦し続ける姿勢を表しています。

代表の紹介

代表の父親は和歌山で工場を経営されていました。ご本人も幼少期からものづくりが好きで、戦闘機の模型やロボットに憧れを抱かれていたとのこと。特に「零戦」や「戦艦ヤマト」の模型を作ることに夢中になり、鉄人28号やマジンガーZなどのロボットにも強い興味を持っていたそうです。小学生の頃には和歌山市で開催されていた「私たちの工夫展」に出展し、動くおもちゃの製作で賞を受賞したことも。

この、ものづくりへの情熱がそのまま大人になっても続き、エンジニアとしてのキャリアを歩むきっかけとなりました。現在も発明が趣味で、自身のサイトにアイデアを投稿したり、発明学会にも応募しています。例えば、100円ショップの材料を組み合わせてゴミ収集機を作ったり、スコップに穴を開けることで植物の根っこを簡単に取り除けるアイデアなど、実用的な発明にも取り組んでいます。

~美化活動が楽にできる♪~シン・ゴミ収集器

休日の過ごし方

休日はスポーツ観戦や趣味の発明活動を楽しむ貴志代表。特にプロ野球が好きで、阪神タイガースのファンクラブに20年以上加入しており、甲子園や京セラドームでの観戦を欠かしません。また、高校野球の予選を観るのも好きで、地元の高校の試合を応援しに行くこともあります。

また、今年の「大阪・関西万博」はボランティアとして参加。1970年に「大阪万博」が開催された当時、小学校5年生だった貴志代表は、和歌山から4〜5回ほど、遠足や家族とともに出掛けたそうです。今回の万博でも、当時の感動を思い出しながら、新たな技術や文化との出会いを楽しまれるのでしょう。

休日にも、発明や技術の勉強や市場調査をしながらも、家族や友人との時間を大切にし、リフレッシュするよう心がけています。

代表が大切にしていること

代表が大切にしているのは「同じ目線での伴走支援」です。大企業での経験を活かしつつも、中小企業の立場に寄り添い、共に課題を考え、解決策を見出していくアプローチを重視しています。

また、「物を作ったり、アイデアを出したり、知恵を絞ったりする」ことを楽しみながら、「人の役に立っている実感」をやりがいとしています。自らも発明を続け、発明学会に応募するなど、常に創造性を磨き続けています。

貴志代表は自身を「後期好青年」と表現しています。これは代表自身が考えた造語で、年齢は重ねても好奇心と挑戦心は若々しいままでいたいという思いを込めた言葉です。常に新しいことにチャレンジし続けることを座右の銘としている貴志代表。これまでに受けた恩恵への感謝の気持ちを忘れず、次世代の製造業に恩返しをしたいという思いで日々活動しています。

代表のいきつけのお店、ランチスポット

和歌山出身の代表ならではの地元愛も。和歌山や奥様の実家である堺に帰省する際には、スポーツ観戦だけでなく、地元の美味しいものを楽しむことも大切にしています。和歌山ラーメンのおすすめは、JR和歌山駅地下の丸美商店です。また「グリーンコーナー」は、もともとお茶屋さんが始めたあっさり醤油系のラーメン店で、日本初と言われる抹茶ソフトクリームが有名です。

製造業あるある

長年の製造業経験から、業界特有の課題にも精通しています。最初に出した予算が削られて無理が生じ、結局トラブルで時間と元の予算並みの費用がかかるというジレンマや、若い時に失敗や苦労を経験していないと管理職になった時に仕事の幅が狭くなるという人材育成の課題など、製造業ならではの「あるある」がいくつも出てきました。

また、パワハラと教育指導の境界線の難しさや、働き方改革による職場環境の変化など、時代と共に変わる製造業の課題にも敏感です。きのくにソリューションズは、こうした深い業界理解を元に、中小製造業の実情に合ったアドバイスと支援を提供しています。

(取材・執筆・編集/JMSO広報部)

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