株式会社成山合板商会

創業60年真っ直ぐ。真摯に技を磨き続け、高度な技術と専門性を極めた「木パーツ製造」のエキスパートです。
写真右:株式会社成山合板商会 代表取締役 成山 雄宏
会社名
株式会社成山合板商会
事業内容
木工業
代表者
代表取締役 成山 雄宏
所在地
大阪府和泉市室堂町727-1

会社紹介

大阪府和泉市に本社を構える株式会社成山合板商会は、昭和39年創業の木工加工会社です。小さな作業場からスタートした同社は、堺市から事業拡大に伴い移転を重ね、現在は3件目となる和泉市室堂町の広い工場へと拠点を移しています。現社長の成山雄宏氏は2代目として平成25年に就任。同時期に法人化も果たし、現在は6名の従業員とともに日々木材加工の技術を磨いています。

主な事業は、ベニヤ板やMDF、パーティクルボードなどを使用した木工加工です。具体的には、図面をもとに穴あけやルーター加工、断面へのテープ貼りといった加工作業を行い、主にキッチンメーカーや収納家具メーカー向けにパーツを納品しています。メーカーがそれらを組み立てて最終製品に仕上げるという流れで、わかりやすく言えば、家具専門店やホームセンターで販売されている組み立て式家具の、組み立て前の部材を加工する仕事です。完成品ではなくパーツ製造を専門とすることで、製造の効率化と専門性を追求しています。

会社の強み・思い

「うちにしかできない加工がある」といった分かりやすい強みはないと語る成山社長。しかし、長年にわたり顧客から信頼を勝ち取り、継続的な取引関係を築いてきたことこそが成山合板商会の最大の強みです。品質と納期を大切にする姿勢が評価され、多くの取引先と長期的な関係を維持しています。

成山社長は新規顧客を大量に増やすのではなく、お互いに相性の良い企業と深い関係を構築して、長期的な協力関係を続けていくというスタンスを大切にしてきました。一度のご縁を大切に、顧客のニーズに柔軟に対応し、期待以上の品質を提供しています。

また、木工の専門技術がなくても、機械操作や治具製作を段階的に覚えていくことができる職場環境を整えています。現在、成山合板商会では30〜40代の従業員6名が活躍しており、長く勤めてくれているスタッフが多いのが特徴です。初心者でも興味と意欲があれば木工技術を学べる環境を整え、ものづくりへの情熱を持った人材の育成にも力を入れています。

特に力を入れていること、課題に感じていること

木工業界全体が縮小傾向にある中、成山合板商会も新たな挑戦を模索しています。特に住宅業界に関連する収納家具やキッチン関連の仕事が多いため、新築住宅の減少傾向は避けられない課題です。最近は新規顧客獲得に向け、見積もりや試作への対応を積極的に行うようにしています。

また、同社として明確な「売り」となる差別化ポイントの確立も課題の一つです。「うちの特色は何か?」という問いに向き合い、より特色のある事業展開を目指しています。昨年は業績向上のため、和泉市の商工フェスタに参加し、子どもたちが時計を作る体験ブースを出展。地域の方々に木工の楽しさを知ってもらうきっかけづくりにも取り組んでいます。「直接仕事につながるということはなかったものの、とても有意義な時間を過ごした」と語る成山社長。このような地域とのつながりを大切にしながら、新たな展開を模索しています。

将来のビジョン

将来的なビジョンとしては、住宅業界以外への事業拡大を検討中です。異業種との協業に可能性を見出し、例えば鉄工所と連携してスチールと木材を組み合わせたオリジナル商品の開発など、これまでの木工技術を活かした新たな分野への挑戦を模索しています。社員からのアイデアを形にできる環境を理想としており、「社員が『自分の部屋に置きたい』と思えるような製品が生まれることを期待しています」と成山社長は夢を語ります。

また、「毎年何かしらを改善していきたい」という思いを持ち、仕事環境、仕事内容、給与など、あらゆる面で前進することを目指しています。明文化された経営理念や社訓は掲げていないとのことですが、「時代に合った形に変わっていく」という柔軟な姿勢が、60年続く企業の秘訣なのかもしれません。

社長の紹介

元々は電気関係の仕事を志望していたという成山社長。大学卒業後に電気機器メーカーやアルミサッシメーカーでの設計業務を経験し、34歳で家業に戻りました。とはいえ、木工の世界は決して遠い存在ではありませんでした。幼少期から工場が家の隣にあり、中学生の頃にはたまに手伝いをしていたこともあり、常に身近な環境で育ってきたと言います。

社長としての最大のやりがいは「予定通りにスケジュールが進んだ時」。トラブルなく平穏に仕事が進むことが最大の喜びだと語ります。ものづくりへの愛情を持ちながらも、社長業となると事務所での仕事が中心となるのが少し残念だとも。経営管理や顧客対応に時間を割くことに苦労を感じることもあるそうです。それでも現場に足を運び、配達も自ら行うなど、現場との距離を大切にしています。

また、社員が幸せに働ける環境づくりを重視しており、「やりがいや安心感を持って過ごせることが何よりも大切」と考えています。「身を粉にして働く」よりも、持続可能な形で全員が満足できる会社を目指す。それが社長としての信念です。

休日の過ごし方

休日は奥様と行動することがほとんどで、ドライブや買い物、美術館や植物園めぐりでリフレッシュされています。スポーツはあまりしませんが、外出時に相当な距離を歩くことが多く、自然と健康維持につながっているんだとか。

趣味とまでは言えないながらも、サーキットでのドライブを楽しむことも。同じく車好きの息子さんに連れられて岡山まで足を延ばし、全開走行の爽快感を味わうこともあるそうです。

製造業あるある

木工業ならではの「あるある」も豊富です。

まず、木の棘が刺さるのは日常茶飯事。とげ抜きは必須アイテムで、小さな棘でも取れなければチクチクといつまでも気になります。

また、おがくずが舞う環境なので、工場は常に開放状態。真夏の猛暑も冬の厳寒もそのまま作業環境に影響する状況で働いています。特に夏場の鉄板屋根は熱せられて、いっそう厳しい環境になりますが、エアコンを使用してもおがくずを吸うのですぐに故障してしまうそうです。

建築関連の仕事では、物件の完成直前になって「急いで作って」と言われることが多いのも悩みの種。「我々の製品は住宅建設の最終段階で入る商品なので、竣工直前に依頼が重なることが多い」と成山社長。建物のオープン日が決まっているにもかかわらず、最後の数週間でバタバタと進行することに頭を悩ませます。最後に取り付ける下駄箱などは、部屋が完成してからの作業になるため、短納期での依頼が集中しがち。もう少し計画的に進めてもらえればと感じることもあるようです。

社長のおすすめのお店

成山社長がご家族で訪れるのは、炭火焼専門店の「麹庵」です。家族全員が美味しいと認めるお店として愛用されています。職場の近くでは、日本料理店の「闌」がおすすめ。コロナ禍以降は、社員同士で食事に行く機会は減っていますが、近隣では美味しいと評判のお店です。

なんばCITY南館にあるイタリアン「サンタ・アンジェロ」も社長のお気に入りのひとつです。大学生時代になんばCITYでアルバイトをしていた成山社長は、当時からこのお店でランチをよく楽しんでいたそうです。値段も高すぎることなく、今でも変わらぬ美味しさを提供しているとのこと。人気店なので、訪問の際は予約することをおすすめしていただきました。

◆麹庵
https://tabelog.com/osaka/A2705/A270501/27042262/

◆遊食家 闌
https://tabelog.com/osaka/A2705/A270502/27042054/

◆サンタ・アンジェロ
https://tabelog.com/osaka/A2701/A270202/27003433/

(取材・執筆・編集/JMSO広報部)

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